大谷 信介/著 -- ミネルヴァ書房 -- 2020.10 -- 361.78

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一般 一般資料室 361.7/2020/ 00013961107 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 都市居住の社会学 ,
書名ヨミ トシ キョジュウ ノ シャカイガク
副書名 社会調査から読み解く日本の住宅政策
著者 大谷 信介 /著  
著者名ヨミ オオタニ,シンスケ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2020.10
ページ数, 大きさ 4,243p, 22cm
NDC10版 361.78
NDC8版 361.78
一般件名 都市社会学 , 住宅政策
ISBN 978-4-623-09043-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1955年生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士。関西学院大学社会学部教授。著書に「現代都市住民のパーソナル・ネットワーク」など。
内容紹介 住宅事情・政策の変遷から説きおこし、日本社会及び産業構造がいかに変容し、人々が都市へ向かったのか、都市化の変遷を概観する。さらに、社会学領域で蓄積されてきた社会調査を再検討し、日本の住宅政策の課題等を考察する。

目次

序章 都市居住の社会学
  1 日本社会の制度疲労と社会学の役割
  2 住宅・住宅政策研究と社会学の取り組み
  3 社会調査に基づく都市居住の社会学とは
  4 本書の構成
第1章 日本の住宅事情と住宅政策の歴史
  1 戦前日本の住宅事情と住宅政策
  2 終戦直後の住宅事情と住宅調査
  3 戦後日本の住宅政策はどのように進められてきたか
  4 区分所有法の制定とマンションの大衆化
  5 戦後日本の住宅政策の特徴
第2章 都市居住を規定してきた要因
  1 戦前日本の都市の発展
  2 日本農業の変貌と産業構造の変化
  3 戦後昭和の歴史と地域開発政策の展開
  4 戦後の都市化の変遷
  5 人口構成に影響を受ける住宅事情
第3章 関西における郊外住宅開発とニュータウン
  1 戦前の関西における住宅地開発
  2 戦後大阪農業の変遷と大阪都市圏の形成
  3 全国で展開されたニュータウン開発
  4 ニュータウンのM字型人口構成の特徴
第4章 関西ニュータウン調査から判明した特徴
  1 憧れのニュータウン
  2 ニュータウンの住民構成と住宅階層問題
  3 どんな住宅にどのような世帯構成で住んでいたのか
  4 家族構成の変化と一戸建て居住のゆくえ
第5章 人はどのように住居を選択しているのか
  1 関西ニュータウン調査における住居選択要因分析
  2 関西ニュータウン住民の通勤実態
  3 入居当時の職場所在地
  4 住居選択要因の経年変化
第6章 住宅政策の背景となってきた統計調査データ
  1 住宅政策の根拠となってきた政府統計
  2 国勢調査データによって把握できる住宅事情
  3 地方自治体レベルでの住宅政策と都市計画
  4 市役所における住宅に関するデータの実態
第7章 「マンションデータベース」からわかる西宮の住宅事情
  1 住宅地図から作成した西宮マンションデータベース
  2 最寄駅・用途地域制を加味したデータベース
  3 複数年住宅地図を利用した経年変化分析
第8章 西宮マンション調査で判明した居住実態
  1 どのような実験的試みをしたのか
  2 「オートロック付きマンション」の普及は回収率を減少させるのか
  3 回収票が語る西宮マンション居住者の特徴
  4 マンション居住者の近隣関係を測定する
  5 社会調査によって判明する近隣関係の普遍的特徴
第9章 <下り坂>日本社会における住宅政策の課題
  1 <上り坂>日本社会と<下り坂>日本社会の政策課題
  2 都市空間の高層化と規制緩和の歴史
  3 <上り坂>日本社会で進められた住宅政策の「負の遺産」
  4 社会調査に基づく政策課題分析の重要性