岡田 莊司/著 -- 吉川弘文館 -- 2022.2 -- 176

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 176/2022/ 00014605117 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 古代天皇と神祇の祭祀体系 ,
書名ヨミ コダイ テンノウ ト ジンギ ノ サイシ タイケイ
著者 岡田 莊司 /著  
著者名ヨミ オカダ,ショウジ
出版者 吉川弘文館
出版年 2022.2
ページ数, 大きさ 9,326,17p, 22cm
NDC10版 176
一般件名 祭り , 天皇 , 日本-歴史-古代
ISBN 978-4-642-04668-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1948年神奈川県生まれ。國學院大學大学院文学研究科修士課程修了。同大學名誉教授。編著書に「平安時代の国家と祭祀」など。
内容紹介 平安前期から変容した祭祀制。昭和前期の「敬神論」と後期の「宗教統制論」の根源にある「循環型祭祀体系」を追究し、近代国家に組み込まれ、現代神道にも影響を与えた、律令制形成期の天皇と神祇の祭祀体系を解明する。
内容注記 内容:第3章 古代神祇祭祀と杵築大社・宇佐八幡 p236~260.

目次

序章 古代の天皇と神祇祭祀論
  一 本書の研究方法
  二 祭祀の本源と循環する祭祀の体系
  三 伊勢と出雲、神々の東西軸
付論 昭和後期、古代神祇祭祀論をめぐって
第一部 古代神祇祭祀の基本体系
第一章 古代の神祇祭祀体系
  はじめに
  一 「神勅」天上から天下へ
  二 「崇神紀」の祭祀伝承
  三 常陸国夜刀神と祭祀権の二重性
  四 伊勢祭祀と「同床共殿」
  五 天武朝の広瀬大忌祭・龍田風神祭
  六 「みこともちて…よさし」と「天下の公民」
  七 天皇身体への災禍と循環型祭祀体系
第二章 古代神祇祭祀体系の基本構想
  はじめに
  一 神郡(評)神社の成立
  二 鹿島神郡と鹿島神宮
  三 伊勢二神郡と伊勢大神宮
  四 難波宮造営と神祇への対応
  五 出雲国意宇郡と杵築大社
  六 記紀神話と神郡神社の三ルート
  七 天智朝以降、「天社・国(地)社祭祀制」
  八 天武朝祭祀制の展開
第三章 古代の国家祭祀
  はじめに
  一 祈年祭祝詞の分析
  二 班幣祭祀の始原
  三 中臣氏・忌部氏と幣帛
  四 大和のなかの出雲系神祇
  おわりに
第四章 天皇と神々の循環型祭祀体系
  はじめに
  一 神と天皇の間
  二 亀卜と占筮
  三 神社管理と神職統制
  四 御体御卜
  おわりに
第五章 天皇新嘗と伊勢斎王新嘗祭祀
  はじめに
  一 天武朝創始の天皇新嘗
  二 令制前新嘗から令制新嘗へ
  三 稲と粟供膳の系譜
  四 伊勢斎王の神宮祭祀
  五 伊勢斎王の新嘗祭祀
  おわりに
第六章 大嘗祭
  はじめに
  一 大化前代の新嘗・屯田と神郡・新嘗斎郡
  二 采女の職掌と祭祀作法
  三 神直日神と大直日神
  四 天皇の「御祈請」
  おわりに
第二部 杵築大社と宇佐八幡、祭祀制の展開
第一章 古代杵築大社神殿の創建
  はじめに
  一 福山敏男の高層神殿説
  二 熊野大社否定論
  三 斉明朝神殿創建の背景
  四 天武朝の「神宮」修理
  おわりに
第二章 古代律令神祇祭祀制と杵築大社・神賀詞奏上儀礼
  はじめに
  一 杵築大社の神殿と神話
  二 神賀詞奏上儀礼と中臣・忌部
  三 律令神祇祭祀制のなかの国家と出雲
  おわりに-天皇即位と官社制度の間
第三章 古代神祇祭祀と杵築大社・宇佐八幡
  はじめに
  一 杵築大社神殿の創建
  二 出雲国造入朝、神賀詞奏上儀礼
  三 宇佐八幡
  四 天長・承和年間における祭祀制の変容
  おわりに
第四章 平安時代前期の神社神階制
  はじめに
  一 中央朝廷の祭祀制と神階
  二 地方国司と神階
  三 神階と高良大社所蔵『筑後国神名帳』
  おわりに-天皇と神との間
第五章 八十島祭・祭祀論
  はじめに
  一 祭祀の次第
  二 絵画資料から見た御禊と鎮魂
  三 平安前期成立の背景
  四 祭場と祭神
  五 外来魂と内在魂
第六章 春日社の祭祀と式年造替
  一 創祀と神殿造営
  二 神琴の奉献
  三 造替と神宝
終章 古代の天皇祭祀と災い
  はじめに
  一 災異列島のなかの祖型祭祀
  二 疫病と仏教伝来の記憶
  三 律令祭祀制と災異
  四 貞観年間の災害と神祇
  五 大嘗祭と神今食
  おわりに-神霊のゆくえ