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1 件中、 1 件目
メディアと社会の連環
貸出可
佐藤 俊樹/著 -- 東京大学出版会 -- 2023.2 -- 361.234
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所蔵館
所蔵場所
請求記号
資料番号
資料区分
帯出区分
状態
一般
一般資料室
361.2/2023/
00012765731
和書
帯出可
在庫
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資料詳細
タイトル
メディアと社会の連環 ,
書名ヨミ
メディア ト シャカイ ノ レンカン
並列タイトル
Communicative Systems in the Mass‐media and Society:On the Autopoietic System Theory of Niklas Luhmann
副書名
ルーマンの経験的システム論から
著者
佐藤 俊樹
/著
著者名ヨミ
サトウ,トシキ
出版者
東京大学出版会
出版年
2023.2
ページ数, 大きさ
9,417,19p, 20cm
NDC10版
361.234
ISBN
978-4-13-050206-1
著者紹介
東京大学大学院社会学研究科博士課程退学。同大学大学院総合文化研究科教授。著書に「社会科学と因果分析」「社会学の方法」「社会は情報化の夢を見る」など。
内容紹介
ニクラス・ルーマンが切り開いた社会の自己産出系論、すなわちコミュニケーションシステム論を誰でも使える・わかるものとして展開。ルーマン理解を根底的に組み換え、現在の社会学における理論の可能性を探る。
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目次
序論 経験的システム論への転回
1 経験的研究と「理論の不在」
2 ルーマンのマスメディアシステム論
3 本書の構成
Ⅰ メディアと社会
Ⅰ-1 サブカルチャー/社会学の非対称性と批評のゆくえ
1 サブカルチャーと社会学
2 表現世界の意味システム
3 反復される物語と大衆消費市場
4 「解体」論図式の妥当性
5 先端性の二重基準
6 「ルーマン」の転態-物語論の自己論理
7 社会学と「社会学」の乖離
8 社会学の世界で起きていること
9 批評の経済と言葉のゆくえ
Ⅰ-2 制度と技術と民主主義
1 出会いの後で-技術は何を変えるのか
2 民主主義の二つの顔
3 都市民主政の二つの制度
4 産業社会の民主主義
5 情報技術と「旧くて新しい問題」
6 機能的文化と政治
7 制度領域の自律と相互依存
8 自己決定と時間
9 「輿論/世論」との交錯
Ⅰ-3 世論と世論調査の社会
1 世論調査の変容
2 「前面化」と「潜在化」
3 世論調査の役割分化
4 ビッグデータとの差異-代表性と聞き出し
5 高級品と一般品の多様化戦略
6 再帰的な社会と世論調査
7 「他人の意見」としての世論
8 「公」の二つの意味
9 なぜ世論は重要なのか
Ⅰ-4 現代メディアと批評する個人
1 保存複製技術がもたらすもの
2 不特定メディアとしてのマスメディア
3 消費者と未来の受け手の間で
4 「ニュース価値」の不確定性
5 メディア企業と発言する個人
6 同じメディアシステムとして
7 マスメディアにおける個人と法人
Ⅰ-5 機能的に分化した社会のマスメディア
1 マスメディアと社会科学の現在
2 メディア技術と現代社会
3 超マスメディア社会へ
4 不特定メディアとして
5 消費者と受け手の間で
6 「ニュース価値」と「目新しさ」
7 自己言及するマスメディア
8 「公共性」の鏡写し
9 機能的に分化した社会での「新しさ」
Ⅰ-6 「社会学の知」の位置と資産
1 「常識外し」の社会学?
2 観察は社会に巻き込まれている
3 経験的知識と因果
4 マスメディアの再定義
5 当事者の知を高次化する
6 観察者と定義の適切さ
7 複数の術語系をあつかう
8 理論モデルの使い方
9 民主制の三角形
R-1 ルーマン斜め読みのススメ
R-2 神と天使と人間と
Ⅱ システムの公理系
Ⅱ-1 自己産出系の公理論
1 自己産出系論への公理論的アプローチ
2 syntaxとsemanticsの位置づけ
3 自己産出系論のsyntax
4 自己産出の形態
5 制度の経験的記述との関係
6 自己産出系論のSemantics
7 伝統的な行為論との接続
Ⅱ-2 自己産出系のセマンティクス
1 自己産出系論の公理系
2 理解社会学の二つのモデル
3 自己産出系のsyntaxとの対応
4 制度の挙動をとらえる
5 「行為の意味を理解する」ことの定式化
6 ベイズ統計学の枠組み
7 行為の意味を推定する
8 解釈度を変数としてあつかう
9 自己産出系と解釈度
Ⅱ-3 回帰的なネットワーク
1 自己産出系論の基本的な術語
2 回帰的とは
3 コミュニケーションシステム論の独自性
4 回帰的ネットワークと自己言及
5 つながりが「内」をつくる
6 意味と因果
7 回帰的と反射性
8 コミュニケーションシステムとしての制度
9 反省の位置づけ
Ⅱ-4 「固有値」と機能的分化
1 システムの「固有値」
2 作動の連鎖
3 コミュニケーションの軌道領域
4 システムの変動と解軌道
5 コミュニケーションシステムの分化
6 「作動的な閉じ」の成立
7 「構造」と「境界」-ルーマンの読み方
8 コミュニケーションの連なりとしての社会
R-3 Taking Autopoiesis seriously
Ⅲ システムとネットワーク
Ⅲ-1 ネットワークと境界性
1 Something newとしてのネットワーク
2 ネットワーク性の操作的定義
3 分析単位の必然性
4 意味的な境界定義
5 水平性を創り出すしくみ
6 相互作用と階層性
7 第三世代システム論とネットワーク
8 地域社会と官僚制組織
9 決定のネットワークの作動特性
Ⅲ-2 オートポイエティック・システム論から組織を見る
1 自己産出系論とルーマン
2 「組織として」決めていく
3 ルーマンの考え方と読み方
4 相互参照のネットワークとしての組織
5 組織のリアリティと「基本定理」
6 組織は環境イメージを構築する
7 理論と実証
8 経験的研究への寄与
9 内部観察性の公準
R-4 M・ウェーバーの「失われた一〇年」
終章 人と学術
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