澤井 義次/著 -- 慶應義塾大学出版会 -- 2024.11 -- 120.4

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 120.4/2024/ 00014930176 和書 帯出可 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 井筒俊彦 ,
書名ヨミ イズツ トシヒコ
並列タイトル Toshihiko Izutsu:The Deep Structure of Oriental Philosophy
副書名 東洋哲学の深層構造
著者 澤井 義次 /著  
著者名ヨミ サワイ,ヨシツグ
出版者 慶應義塾大学出版会
出版年 2024.11
ページ数, 大きさ 4,301,4p, 20cm
NDC10版 120.4
一般件名 東洋思想
個人件名 井筒 俊彦
ISBN 978-4-7664-2997-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
著者紹介 Ph.D.(ハーバード大学)。博士(文学)(東北大学)。天理大学名誉教授。「井筒俊彦全集」編集委員。専門分野は宗教学・インド哲学・天理教学。
内容紹介 「東洋哲学の構造化」を構想した井筒俊彦。その生涯と哲学研究をひもとき、インド哲学やオットーの思想からの影響などを明らかにすることで、「東洋的現象学」とでも呼ぶべき井筒「東洋哲学」の根源的特徴を描き出す。

目次

序章 生涯と哲学研究
  1 「東洋的無」の家庭的雰囲気
  2 西脇順三郎と二人のタタール人との出合い
  3 ウィルフレッド・C・スミスとの親交
  4 フンボルト学派からの影響
  5 鈴木大拙とエラノス会議
  6 「東洋哲学」構想とその展開
第一章 哲学的思惟とその意味論的地平
  1 哲学的意味論の地平
  2 形而上的実在体験の言語化としての哲学的思惟
  3 言葉以前の言葉-コトバとイデオグラム
  4 コトバと言語アラヤ識
  5 哲学的意味論の視座から見た意味の深層
  6 哲学的意味論とその理論的基盤
第二章 「東洋哲学」の構築と展開
  1 言語哲学と「東洋哲学」
  2 イスラーム思想の意味論的研究
  3 「東洋哲学」構想とその構築
  4 エラノス講演における東洋思想の<読み>
  5 「東洋哲学」の意識構造
  6 「東洋哲学」の立場-イスラーム哲学の「本質」の視座から
第三章 エラノス会議と「東洋哲学」
  1 エラノス会議とは
  2 エラノス会議とユング派心理学
  3 エラノス講演テーマ
  4 東洋思想の「共時的構造化」
  5 「東洋哲学」と哲学的意味論
  6 存在と意識の多元的・重層的構造
第四章 東洋思想の創造的な<読み>
  1 東洋思想の創造的な<読み>へ
  2 禅思想とその哲学的思惟
  3 「存在はコトバである」
  4 言語的意味分節とその哲学的思惟パターン
  5 「意識のゼロ・ポイント」と「存在のゼロ・ポイント」
  6 「コスモスとアンチコスモス」
第五章 「東洋哲学」の意味論的世界観とその構造
  1 『意識と本質』の構成とそのキーターム群
  2 「分節(Ⅰ)→無分節→分節(Ⅱ)」モデル
  3 表層・深層の意識構造モデル
  4 メタ・ヒストリカルな「対話」モデル
  5 「意味分節・即・存在分節」
  6 「東洋哲学」の根源的思惟パターン
第六章 ヴェーダーンタ哲学の意味論的<読み>
  1 哲学的意味論の視座から見たインド哲学の特徴
  2 ヴェーダーンタ哲学の意味論的世界観
  3 古ウパニシャッドの意味論的<読み>
  4 シャンカラの不二一元論哲学の意味論的<読み>
  5 「マーヤー的世界」の意味論
  6 哲学的意味論が拓く知の地平
結論